花蜜のしたたり

いい歳でもエロスがなければ生きていけない。

負のオーラ、ムンムン

負のオーラが出ている人っています。

オーラというか、全身からにじみ出る雰囲気。

もうずいぶん前のことになるが、私が次の仕事を探しているときにフリーランスのエージェントを知り合いから紹介された。髪が薄いのにロン毛で、その髪をうしろで縛っていて、見るからに怪しげな男性だったのだが、結果的にやっぱり怪しかった w

新しい仕事の相談をしている最中に「自分の仕事用のパソコンをネットにつなぎたい」ということを逆に相談された。比較的ネットに強い私は断りきれず診てあげることにした。

当然オフィスに行くと思ったら、自宅に連れて行かれた。フリーランスなのは知っていたが、K市にある自宅で仕事をしていた。一戸建ての家に入った途端、

「あ、ヤバイ」

と感じた。これはマズイ家に来てしまったことに気付いた。

狭い玄関に家族の靴は散乱している。とにかく視線に入る家のなかがいたるところ雑然としている。何人いるかわからない家族の大きな声(子どもの声含む)やテレビの音がどこからともなく聞こえてくる。

そして何よりも異様だったのは、パソコンが置かれた部屋の壁際にスーパーマーケットの黄色いプラスチックのカゴが20個くらい積み重ねられていることだった。

普通、あのカゴ、家にないよね? 瞬間的に「万引きしてきたのでは?」という考えがよぎった。

そんななか、部屋にあるパソコンを診たが、OSなどの環境の問題で当時はうまく接続できなかった。そしてすでに23時くらいだった。すると、

「申し訳ない、今おカネがないので食事も用意できない。帰りの交通費を支給することもできない。道に詳しくないので(私の家の方向に)クルマで送ることも不安だ。なのでこのあたりのホテルにでも泊まってもらって後日請求してくれないか」

という主旨のことを言われた。遠くまで行ったのにちょっとムッとするところもあったが、それよりもこの不気味な家から早く出たいという気持ちが勝っていた。

結局、私自身が彼のクルマを運転するということで、私は2時間ほどかけて家に帰った。彼には家を特定されないよう、少し離れたところでクルマを降りた。

それからしばらくの間、時々その男性から電話がかかってきたが出なかった。彼や彼の家に「犯罪の香り」を感じたからだ。事実はもちろんわからないが、普段接しない強い「負」の香りを感じたからだ。

黒い霧というか、オーラというか、澱んだ空気というか…

そういう負の空気をまとった人との接触は一切避けてます。